初めてのお客様をリピーターにする『心地よさ』のつくりかた

   【この記事を書いた人】

荻 江里佳 (SOAR interior design)
インテリアデザイナー

店舗内装デザインの会社で6年間勤務。
ただお洒落なだけの空間ではなく、サロンの強み×ターゲットに刺さるイメージ×オーナー様らしさ を掛け合わせた唯一無二の空間づくりがモットー。

【この記事を書いた人】
荻 江里佳
(SOAR interior design)

インテリアデザイナー

店舗内装デザインを手掛ける会社で
6年間勤務。
ただお洒落なだけの空間ではなく、
サロンの強み×ターゲットに刺さるイメージ×
オーナー様らしさ を掛け合わせた
唯一無二の空間づくりがモットー。

 新規のお客様がなかなかリピートに繋がらない(涙)

もしかしたら、それは空間づくりに問題があるのかも!

施術や接客のテクニックだけではなく、

心地よさを演出してくれる空間づくりがとても大切です。

直感的に「いいな!」と思ってもらう第一印象と、細かい部分への気配りがポイントです。

今回は、サロン空間をもっと心地よくするためのアイデアをご紹介します。

初めてのお客様をリピーターにする『心地よさ』のつくりかた

  1. 入店したときの印象アップ
  2. 触れるものからも心地よさを
  3. 不便を感じさせない工夫

1.入店したときの印象アップ

無料 部屋の中でドアレバーを握っている人 写真素材

初めて訪れた場所では、まず「どんな雰囲気かな?」と直感的に感じ取りますよね。

「人は見た目が9割」とよく言われますが、

サロンでも第一印象がその後の体験を大きく左右します。

そして、なんとこの印象は数秒で決まるらしい!

まずは細かいディテールよりも、全体の雰囲気作りに注目してみましょう。

視線が自然と向かうディスプレイを用意する

無料 机の上の輪状植物 写真素材

人は視線の行き先がわからないと、なんとなく不安になります。

例えば初めて行った場所で、

真っ白な壁、真っ白な机と椅子しかない部屋に通されたと想像してみてください。

なんだかソワソワ落ち着かない気がしませんか?

入店したときに自然と目が行く場所に素敵なディスプレイを置いておくと、

視線が自然と自然とそちらへ向いてくれるので安心感が生まれます。

一番に目が行きやすいのが入り口から見える対角の角や反対側の角。

ここにアートや観葉植物を飾るのがおすすめです。

雰囲気に合った照明を使う

照明の明るさも空間の印象に影響します。

リラクゼーション系のサロンは、オレンジっぽい電球色でリラックスできる雰囲気に。

ネイルサロンやまつエクサロンはデザインや肌の色がきれいに見える

温白色~昼白色がおすすめ。

住宅でよく見る、大きな丸いシーリングライトはダサ見えするので絶対にNG!

いくら家具にこだわっても、残念な印象になってしまいます。

2.触れるものから心地よさを

A cozy cream-colored armchair placed next to minimalist black and white artwork with a small side table adorned with natural objects

サロンでは椅子やクッションなど、肌に触れるものもお客様の印象を左右します。

やわらかいものは心理的にも印象UP!

やわらかなソファやクッションは、心地よくリラックスできます。

でも効果はそれだけじゃないんです。

人は柔らかい椅子に座ると、相手の話を肯定的に聞く傾向があり、

良い印象を抱きやすくなる。逆に硬い椅子に座ると、

無意識に緊張してしまい、相手の話を否定的に聞いてしまう

という実験結果があるそう。

ふわっとした素材の椅子やクッションを用意することで、

体感的にも心理的にも自然とリラックスして過ごしてもらえます。

3.不便さを感じさせない工夫

Contemporary UGC Style Still Life: Hand Cream and Elegant Earrings on a Travertine Tray Over a Marble Surface

なんか使いづらいな。という小さなストレスが積み重なると、

サロン全体の評価も下がってしまいます。

それはとてももったいない!

お客様の動きをシミュレーションして、思いやりの感じられる空間づくりをしましょう。

配慮の行き届いたアイテム

待合スペースには雑誌やドリンクだけでなく、

スマートフォンを充電できるスペースもあると便利です。

施術スペースには、バッグやコートをかけるフックや、カバンを置くカゴなどがあると喜ばれます。

お着替えが必要なサロンでは、アクセサリーや眼鏡を置いておけるような

トレイもあると嬉しいですね。

動線の工夫

お客様が使うゾーンとセラピストさんが使うゾーンで

動線がなるべくかぶらないように家具を配置しましょう。

動線がかぶってしまうと、施術がしづらい、お客様も落ち着かないなど、

お互いにとって居心地の悪い空間になってしまいます。

部屋に入ってからどのような流れでサービスをするのか、

お客様とご自身の動きを細かくイメージすることがポイントです。

まとめ

サロンは、お客様にとって特別な時間を過ごす場所です。

視線が自然に向かうディスプレイ、肌触りの良いアイテム、

不便さを感じさせない工夫が「また来たいな」と思わせる秘訣です

今回の3つのアイデアを取り入れて、心地よい空間作りを楽しんでみてください。

  1. 入店したときの印象アップ
  2. 触れるものからも心地よさを
  3. 不便さを感じさせない工夫

これからもサロンの魅力を引き出す空間づくりの情報をお届けしますので、

ぜひ参考にしてくださいね!

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